【SNSのリスク】その写真投稿、だいじょうぶ?

こんにちは、ハラスメント研修専門講師の山藤祐子です。

最近、企業やプロスポーツ選手向けに「SNSのリスク」について研修をすることが増えましたので、今日はSNSの写真投稿について、書こうと思います。

さて、写真投稿においてルールがあること、法律で禁止されていることがあります。

子供の写真

例えば、こんな写真投稿をFacebookなどのSNSで見ることがあります。

(私もブログで掲載している写真は、すべて写真掲載許可をいただいているものか、写真素材として購入し商業用のものとして使用することを許可しているものです)


(写真出典元 PHOTO AC)

子供の運動会、成長が間近に見られて、知人友人に見せたい!という気持ちは私も親なのでよく分かります。

でも、ちょっと考えてみてください。

学校で写した写真はSNS投稿を禁止されていませんか?

ちなみに私の娘が通っている小学校は全面禁止ですし、以前通っていた保育園も禁止でした。

実は、私も数年前に知らずに子供の写真をアップして、友人に教えてもらい、禁止事項を調べてからは園内、学校内の写真をSNSに投稿したことはありません。

 

実は、子供の写真を投稿には、危険性があります。

 

それは、写真を悪用されてしまうことです。

SNSに掲載された写真は、簡単にダウンロードが可能です。

実際に、全く知らない人が無断でダウンロードした写真を悪用した事例がありました。

この事例に対して、IPアドレスを開示するように米ツイッター社に開示命令を東京地裁が出しました。

 

こうやって無断で悪用される場合もあれば、その写真を勝手に売られてしまうということもあるそうです。

さらには、写真を見て、子供が通学している学校の場所を特定されてしまう場合もあるかもしれません。

そういうことも踏まえて、子供の写真のSNSに投稿する時は、

・まず、SNSの投稿を許可している場所か?

・一緒に写っている子供たちの親に許可をもらったか?

・撮影がOKならば、自分の子供以外にモザイクをかけて、誰か分からないようにする

などの確認と配慮が必要です。

こういうことを知っている方からすると、「当たり前」なんですが、まだまだ認知が広がっていないように思います。

実際、私と娘が通っているスイミングスクールは、あまり気にしていない様でした。

実は、私は子供のころから水泳を習っており、18歳で選手生活はやめていましたが、一昨年から泳ぎ始めました。

きっかけは娘が「泳げるようになりたい」と言ったことでしたので、これ幸いと、子供のコースと大人のコースが同時に開催しているスイミングスクールを調べて、30年ぶりに泳ぎ始めました。

さて先日のこと、そのスイミングスクールで「プール内で観覧タイム」というイベントがありました。

どういう内容かというと、プールの脇まで親が下りていき、自分の子供をかぶりつきで観れるというものです。

時間になるとたくさんのお父さん、お母さんがスマホやデジカメ、一眼レフを片手にプールまで下りてきて、撮影をしていました。

私は娘が泳ぐ横のコースで、激しい練習内容を消化している最中だったのですが、入会時やSNSの写真投稿について何も言及がなかったことを思い出し、コーチに確認してみました。

 

「親御さん、写真や動画を撮られていますが、SNSにアップすることを禁止されていますか?」

 

この一言に、そのスイミングスクールの総責任者であるヘッドコーチは固まりました。

 

「・・・・・・何も言ってないです」

 

 

「ほかの子供も一緒に投稿されてしまうかもしれませんし、私たち(大人)も写っているかもしれません。

知らないうちに、水着姿をSNSで投稿されることを、嫌だと感じる人は多いと思います。」

私から、コンプライアンスの重要性を伝え、私たちが写る可能性や、肖像権・プライバシー権の話を簡単に説明しました。

「きちんと伝えます」と約束を頂きましたので、対策を検討されると思います。

いや、本気で検討して欲しい。

競泳用の水着は、裸体に一枚薄い布が引っ付いているようなもんですし、赤い顔してフーフー言っている姿は世間様に晒したくない。

これを読んだ方は、SNSに写真投稿するときに、他人が写っていたら、どうぞどうぞモザイク処理をお願いします。

写真を投稿する前に気をつけたいこと

写真を投稿する前に、写っているすべての人に「SNSに写真をアップして良いか?」と確認する必要もあります。

人には肖像権とプライバシー権があります。

勝手に写真を撮られることも、写真をSNSに投稿されることも、禁止されているということです。

「それは、一部の人だけで、一般人は関係ないじゃないか?」

と思うかもしれませんが、実際に一般人の肖像権を認めた判例はいくつもあります。

さらに、写真には恐ろしい情報がいくつも存在します。

以前にテレビで、芸能人を追いかける記者がどうやって、秘密のデートや相手を特定するかについて話していました。

なんと、写真に写っている瞳の黒目を拡大して、写真を写している相手を特定したり、写っている背景などで場所を特定するそうです。

その他に、お店の写真であれば、店内のガラスに写っている人は誰かを探ったり、住所が書いているところはないかを確認して、人や場所を特定するそうです。

また、写真には位置情報が入っている場合もあるので、写真投稿をするときには、それらの情報を削除をする必要があります。

マナーとモラルを守って

さて、長々とSNSの写真投稿について書いてきましたが、私が一番大事だなと思うことは、

親しき中にも礼儀あり。

友達同士だから、「聞かなくてもいいよね~」ではなく、一言「SNSにアップしていい?」と確認して、マナーを守って投稿しましょう。

インターネットを友達限定にしているからといって安心はできません。だって多くの世界とつながる場所ですから。

たかが、写真。
されど、写真。

マナーとモラルをもって、楽しく投稿しましょう。

投稿者プロフィール

山藤祐子
山藤祐子ハラスメント対策専門家
ハラスメント研修専門講師
国家資格キャリアコンサルタント

ハラスメントとは、あらゆる分野における「嫌がらせ」「迷惑行為」のことです。

企業においてハラスメントを防止するための研修を行っています。

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