Z世代社員における「上司からの指摘の受け止め方」に関する意識調査データ(2022年10月)の配布を開始しました

弊社では、2022年10月、大企業へ入社し3年目以内の総合職、Z世代会社員104名に、上司からの指摘をどのように受け止めているかについて意識調査を実施いたしました。実態調査の結果をPDFで配布しておりますので、ご利用ください。

Z世代社員における「上司からの指摘の受け止め方」に関する意識調査 調査概要

調査期間:2022年10月25日〜同年10月26日
調査方法:IDEATECHが提供するリサーチPR「リサピー®︎」の企画によるインターネット調査
有効回答:大企業(1,000名以上)へ入社し3年目以内の総合職のZ世代会社員104名 ※構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100とはなりません。

Z世代社員における「上司からの指摘の受け止め方」に関する意識調査 調査結果サマリー

業務上、ミスの指摘は「パワハラ」ではありません。

しかし、2021年に弊社が実施した管理職への実態調査では、「『ハラスメント』を恐れ部下への発言を躊躇する上司が8割強」という結果が明らかになっています。「部下がパワハラと感じたらパワハラ」「叱責=パワハラ」など誤った認識が広まっているからではないでしょうか。そこで本調査では、上司からの指摘を部下側がどのように受け止めているか調査しました。

結果として、77.3%が、「適切な『指導』であれば、上司から強くはっきり指摘されたい」と希望していることからも、部下側は必ずしも「叱責=パワハラ」と受け止めていないことがわかります。

一方で、上司から強くはっきりと指摘された経験のあるZ世代社員は、52.9%にとどまっていることから、上司と部下の間に「指摘」に対するギャップがあることも見受けられます。

また、Z世代社員は上司側に対し「どの部下に対しても公平に指摘すること」や、「仕事においてパワハラではなくそれが自分にとって適切な『指導』であること」を求めていることから、両者ともに「パワハラ」と「適切な指導」の違いを明確にすることが大切だと考えられます。

とくに上司側には、ミスの指摘をためらわない姿勢が必要ではないでしょうか。

Z世代社員における「上司からの指摘の受け止め方」に関する意識調査 調査項目

  • あなたは、これまでに上司から、自分の仕事や振る舞いに対して、それを問題・課題として強くはっきりと指摘された経験がありますか。
  • 上司に強くはっきりと指摘された後、仕事に対するポジティブな変化があったと思いますか。
  • 上司に強くはっきりと指摘された後に、仕事に対してどのようなポジティブな変化がありましたか。(複数回答)
  • あなたは、他人が上司に強くはっきりと指摘されている光景を見るとどのように感じますか。(複数回答)
  • あなたは、上司に自分の間違いを強くはっきりと指摘してほしいと思いますか。
  • 上司に強くはっきりと指摘してほしいと思う理由を教えてください。(複数回答)
  • Q6で回答した以外に、上司に強くはっきりと指摘してほしい思う理由があれば、自由に教えてください。(自由回答)
  • あなたが仕事において、パワハラではなく適切な「指導」だと感じる上司の行動を教えてください。(複数回答)
  • 仕事において、パワハラではなくそれが自分にとって適切な「指導」であれば、上司から強くはっきりと指摘されたいと思いますか。
  • 昨今、上司からの指摘に対して、「〇〇ハラ」(パワハラやセクハラなど)として主張がなされることがニュースやSNSでも取り上げられています。このような風潮は、上司が部下の間違いを強くはっきりと指摘する機会を奪っていると思いますか。

リサーチデータ(PDF)申し込みフォーム

本調査の結果をPDFにて配布しています。

※メディアの方で、本調査データを取り上げてくださる場合、こちらからご一報いただけると幸いです。

尚、同業他社、講師業の方について、お申し込みをお断りしております。あらかじめ、ご了承ください。

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    投稿者プロフィール

    山藤祐子
    山藤祐子ハラスメント対策専門家
    ハラスメント研修専門講師
    国家資格キャリアコンサルタント

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