23卒新入社員の「パワハラ」「セクハラ」に対する意識調査データ(2023年7月)の配布を開始しました

弊社では、2023年4月に入社した会社員280名を対象に、ハラスメントに関する意識調査を実施いたしました。

なお、実態調査の結果は、PDFで配布しておりますので、ご利用ください。

23卒新入社員のハラスメントに関する意識調査 調査概要

調査期間:2023年5月25日〜同年6月9日
調査方法:IDEATECHが提供するリサーチPR「リサピー®︎」の企画によるインターネット調査
有効回答:2023年4月に入社した会社員280名(男性130名:女性150名)※構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100とはなりません。

23卒新入社員のハラスメントに関する意識調査 調査結果サマリー

社会人になりたての新入社員は、入社した途端先輩社員や上司に教わることばかりです。ところが、上司として当たり前に注意したことであっても、「パワハラを受けた」と相談窓口に駆け込んでくる若手の部下が増加し、対応に困っているという声を多く聞くようになっています。そこで本調査では、23卒の新入社員を対象に「ハラスメント」についての捉え方を調査しました。

結果としてわかることは、新入社員が「パワハラ」「セクハラ」について“理解したつもり”になっていることです。「パワハラ」(93.3%)や「セクハラ」(92.9%)についてよく理解していると回答する一方で、具体的な「パワハラ」「セクハラ」のシチュエーションで該当行為に当てはまる選択肢を選べた方は、「パワハラ」で65.0%、「セクハラ」で37.1%となりました。

各シチュエーションで見解も述べているとおり、ハラスメントについての正しい理解や知識が足りていない実態が露呈。ご自身が「パワハラ」「セクハラ」だと受け取った時点で、「パワハラ」「セクハラ」であると理解しているようです。

早いうちに正しい理解を促さないと、今後大きな問題に発展することが危惧されます。

様々な価値観を持った人が集まる会社組織においては、上司だけが正しい知識を持っていても指導育成はうまくいきません。指導される側においても、正しい知識を身につける必要があると思います。

事実、「ハラスメント」に関する研修については、約半数が受講の経験・予定が「ない」ことが明らかに。企業は、全従業員が「ハラスメント」を正しく理解し、知識を常にアップデートし続けられる環境整備に尽力する立場にあります。事業主と従業員とが、ハラスメントに対する共通認識を持つことで、従業員のメンタルヘルスが正常に保たれ、組織力も向上するのではないでしょうか。

23卒新入社員のハラスメントに関する意識調査 調査項目

Q4とQ5の、それぞれの選択肢については、弁護士監修のうえ、配付データにて解説しています。

  • あなたは、「ハラスメント」という言葉を聞いたことがありますか。
  • Q1で「ある」と回答した方にお聞きします。あなたが、内容までよく理解しているハラスメントを教えてください。(複数回答)
  • Q1で「ある」と回答した方にお聞きします。職場でのハラスメントの防止策は、法律上、企業に実施する義務があることを知っていますか。
  • 職場での「パワハラ」に当てはまると感じるものを全て教えてください。(複数回答)
    • ミスしたときに、「こんなこともできないなら、小学生からやり直せ!」と怒鳴られた
    • 仕事ができないことを理由に、今月末で自主退職をしろと指示された
    • 同僚の前で(みんなの見ている前で)上司から、遅刻したことを叱られた
    • 経験のない難しい仕事をするように指示された
    • リモートワークの予定だったのに、前日になって出社するように命じられた
    • 毎日忙しいのに、上司から新しいプロジェクトにも参加するように命令された
    • 自分が苦手に感じる仕事を命じられた
    • 自宅からリモート会議に参加した際、顔を映すように(カメラオンにするように)指示された
  • 職場での「セクハラ」に当てはまると感じるものを全て教えてください。(複数回答)
    • 体をじろじろと見られた
    • 司から2人きりで食事に誘われた
    • 飲み会の席で交際経験を質問された
    • 肩に「ポン」と手を置かれた
    • 懇親会で、上司の恋愛体験談を聞かされた
    • 髪を切った翌日、「髪切ったんだね」と先輩から言われた
    • 「その服よく似合うね」と嫌いな先輩から言われた
  • あなたは、もし仮に自分がハラスメント被害に遭った場合、どのような対応をするべきか知っていますか。
  • あなたは、お勤め先で「ハラスメント」に関する研修を受けたことがありますか。または、受ける予定が具体的にありますか。
  • Q7で「ある」と回答した方にお聞きします。あなたは、実際にどのような研修を受けましたか。または受ける予定ですか。(複数回答)
  • Q7で「ない」と回答した方にお聞きします。 あなたは、新入社員のうちに職場での「ハラスメント」に関する研修を受けたいと思いますか。

リサーチデータ(PDF)申し込みフォーム

本調査の結果をPDFにて配布しています。

※メディアの方で、本調査データを取り上げてくださる場合、こちらからご一報いただけると幸いです。

尚、同業他社、講師業の方について、お申し込みをお断りしております。あらかじめ、ご了承ください。

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    山藤祐子
    山藤祐子ハラスメント対策専門家
    ハラスメント研修専門講師
    国家資格キャリアコンサルタント

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