「あれってセクハラだったの?」男女間のギャップ浮き彫り!セクハラ認識のズレに関する実態1000人調査データ(2024年12月)の配布を開始しました

弊社では、2024年12月、セクハラ認識のズレに関する実態調査を実施しました。

今回、男女間で、セクハラ認識のギャップが浮き彫りとなり、非常に興味深い結果を得ています。

いわゆる、通常のコミュニケーションの範囲(笑顔で挨拶など)が、「好意」と誤認するケースが明確に数値化できたことは、たいへん成果のある調査だったと感じました。

相手が自分に好意を持っていると感じた理由第1位「笑顔で挨拶をしてくれたかた」嫌がっている?嫌がっていない?セクハラ認識のズレに関する実態調査
目次

セクハラ認識のズレに関する実態調査 調査概要

調査期間:2024年12月4日〜同年12月12日

調査方法:IDEATECHが提供するリサーチPR「リサピー®︎」の企画によるインターネット調査

有効回答:職場において、あとになって「自分の言動行為は、セクハラだったかもしれない」と、思い当たる経験のある男女1,000名(男性500名:女性500名) ※構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100とはなりません。

職場における「セクハラ」の定義

本調査では、次の定義をふまえて回答していただいています。

※これにより、セクハラに該当しない行為や、職場外(プライベート等)での「なんとなくセクハラ」「たぶんセクハラ」といった、本定義にあてはまらない曖昧な判断を除外

セクハラとは

  • 職場において 
  • 相手が嫌がっているのに(性別問わない)
  • 性的な言動をする

職場とは

  • オフィスほか、仕事をする場所全般 
  • リモートワークの場 
  • オンライン会議、チャットツールなどの仮想的空間
  • 出張先、コワーキングスペース
  • 仕事の延長にある飲食の場

セクハラ認識のズレに関する実態調査 調査項目とサマリー

ここでは、一部の結果のみ公開しています。

男女間のギャップがわかるデータ(グラフ化済)が必要な場合は、以下のフォームからお申し込みください。

Q1職場での言動に限定してお答えください。あとになって「セクハラだったかもしれない」と思った理由を教えてください。(複数回答)

  • 第1位「時間が経って冷静に考えられるようになった」
  • 特に男女間で差が開いた項目は「若い人の意識と自分の感覚にズレがあると感じた」でした(男性が女性よりも10.6ポイント高い結果)

Q2.職場での言動に限定してお答えください。Q1で回答した以外に、あとになって「セクハラだったかもしれない」と気づいたきっかけがあれば教えてください。(自由回答)

  • 後輩女性にお尻を触られ、同じことを返したらセクハラだと言われた。
  • 単純に自分が受けてきた指導を今の後輩に行うと事案になると気付いた。
  • 友人との会話で、昔は許されたけど今こんなこと言ったらセクハラだよねという会話になったから。
  • ニュース番組を見ていて、このような言動も場合によっては「ハラスメントです」と言われ、自分も過去には同じようなことを言っていた記憶がよみがえってきました。
  • 研修でハラスメントの例として紹介された。
  • ほか多数

Q3.職場での言動に限定してお答えください。あとになって「セクハラだったかもしれない」と思った言動は誰に対するものでしたか。(複数回答)

  • その言動をしてしまった相手は、全体では「同僚」が約4割
  • 特に男女間で差が開いたのが「部下」に対してで、男性は女性よりも18.2ポイント高い結果

Q4.職場での言動に限定してお答えください。振り返ってみて、なぜそのような言動をしてしまったと考えますか。(複数回答)

  • 「相手が不快に思っている様子が見受けられなかった」(28.7%)
  • 「過去の経験から「これくらいなら問題ない」と思った」(20.3%)
  • 以下省略

Q5.職場での言動に限定してお答えください。相手があなたの言動に対し「嫌がっているサイン」だと思うものを教えてください。(複数回答)

  • 視線を合わせないようになった、または睨まれた:22.4%
  • その場から離れようとしたり、物理的な距離を取るようになった:20.6%
  • 「忙しい」「予定がある」など、その場をやり過ごす返答をされた:20.3%
  • 以下省略

Q6.Q5で回答した以外に、相手が嫌がっているサインだと思う言動があれば、教えてください。(自由回答)

  • 不機嫌な顔をしていた。
  • 愛想笑い。
  • 態度が冷たくなった。
  • ほか多数

Q7.Q5の「嫌がっているサインだと思うもの」の中から、選択しなかった項目についてお聞きします。なぜ「嫌がっている」と感じなかったのか、理由を教えてください。(自由回答)

  • 表情が柔らかかったので、そこまで真剣に捉えてないと思った。
  • 笑っていたから。
  • いつものコミュニケーションだと思っていた。
  • ほか多数

Q8.Q4で「相手が自分に対して好意を持っていると感じた」と回答した方にお聞きします。どのような言動から、そのように感じましたか。(複数回答)

  • 「笑顔で挨拶をしてくれたから」「自分の冗談に笑ってくれたから」が同率1位
  • 本項目では、とくに男女間のギャップが顕著

Q9.Q8で回答した以外に、相手が自分に対して好意を持っていると感じた言動があれば、具体的に教えてください。(自由回答)

  • ため口
  • 挨拶がとても笑顔だった
  • よく質問や雑談をしてくれる
  • 話す時に不快な表情でなかった
  • いつも笑って話してくれる
  • ほか多数

Q10.職場での言動に限定してお答えください。今後、同様の事態を防ぐために、どのような点に気をつけようと思いますか。(複数回答)

  • 「プライベートな接点を持たない」(30.4%)
  • 「性別に関係なく、適切な距離感を保つ」(30.4%)
  • 「業務上の関係性を超えない」(29.8%)

Q11.職場での言動に限定してお答えください。この経験から学んだことや、今後気をつけたいことがあれば、具体的に教えてください。(自由回答)

  • こちらはコミュニケーションのつもりであっても、相手がそう感じないならば、プライベートな質問はしないことにする。
  • 世代間のギャップを認識する。
  • 相手が笑顔だからといって嫌がっていないわけではないと学んだ。
  • ほか多数

セクハラ認識のズレに関する実態調査をしてみて

今回の調査では、業務上の関係性や個人の認識のズレが原因となり、セクハラに該当し得る言動が引き起こされている実態が浮き彫りになりました。

Danger

「相手がそう思えばハラスメント」という回答もありましたが、必ずしもそうではないことも含め、「セクハラ」への正しい認識を持たなければ、職場で無用なトラブルに発展しかねません。

また、セクハラと言われるのを恐れるあまり、本来のコミュニケーションにすら影響が出てくる懸念が数字にあらわれています。

誰もが気持ちよく職務にのぞめるよう、雇用する側もされる側も、「セクハラ」に対する認識のギャップを少なくするため、教育の徹底が必要です。

リサーチデータ(PDF)申し込みフォーム

本調査の結果をPDFにて配布しています。

※メディアの方で、本調査データを取り上げてくださる場合、こちらからご一報いただけると幸いです。

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    もし、1時間ほど経過しても届かない場合は、ご入力くださったメールアドレスが誤っているかもしれません。

    たいへん恐れ入りますが、再度、送信していただくか、メールにてお問い合わせください。

    メールアドレス:info@diamond-c.co.jp

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    投稿者プロフィール

    山藤祐子
    山藤祐子ハラスメント対策専門家
    ハラスメント研修専門講師
    国家資格キャリアコンサルタント

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    企業においてハラスメントを防止するための研修を行っています。

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