セクハラ男に『次は、あなたの上司に報告に行きます!』と伝えた結果

こんにちは、ハラスメント研修専門講師の倉本祐子です。

はっと気づけは、「続きは次回」といって一か月以上が経っており、あせあせしながら書いております。

プロフィールにも長々と書いておりますが、私がハラスメント防止研修を専門的に実施している理由は、私自身がハラスメント体験者だからです。

こんなに人って誤解する生き物なのか?と思うほど、思い込みの数々が巻き起こすハラスメント。

前回のお話はこちらです。

ざっくりご説明すると、彼は既婚者にもかかわらず、取引先の営業(私)の家に泊まりに行きたいと
のたまった方です。

それも何の悪びれた様子もなく、あまりにもさらりと。

まるで、

「ね、今度ごはん食べに行かない?」くらいのノリでした。

あまりに手慣れていたこと、悪気がこれっぽっちも感じなかったため、私の中にある疑念が沸いたのです。

他の人もきっと口説いている!

「この人、もしかしたらうちの派遣社員も口説いてるかもしれない!!」

そこで、自分が担当している派遣社員の中でも特に社内事情に詳しい女性スタッフに聞いてみました。

「Kさん(仮名=かんちくん)、社内で女性のうわさがあったりするのかな?」と尋ねてみました。

すると、訪ねた女性スタッフが、

「あ!もしかして、聞いてますか?あの人、奥さんが帰省してからひどくって、

この間、Aさんが(派遣社員)が大阪出張いったときなんか、新幹線の中でいきなり手を握ってきたそうなんですよ

それで手を振り払ったら・・

『どうして、嫌がるの?僕のこと好きでしょう』

って言われたらしくて、

Aさん、『は?何言ってるですか?好きじゃないですよ』ってはっきり言ってやったと言ってました。」ですって!

それでAさんとみんなでランチ行った時に周りの他の会社の派遣社員の人にも聞いたら、

殆どの子に、『僕のこと好きだよね?』とか言って、飲みに誘っているらしいんですよ!

だから、私たちの間では

『かんちがい男のかんち』

って呼ぶことにしてます」

「そうなのね、もししつこく言ってくるようだったら、教えてくださいね」と伝えました。

とにかく、大事になっていないこと

困っている人がいなくて、良かったと胸をなでおろし、

はっきりと断れる派遣スタッフばかりで本当に良かったと思いました。

しかし、中には断れない人もいるかもしれないなと派遣スタッフの顔を一人ずつ思い出しながら、

大事になる前に、とにかく一度、釘を刺すことに決めました。

これは迷惑行為です

営業としては、決してプラスに働く行為ではないと思いましたが、

かんちくんの上司とは長くお取引をして懇意にして頂いていることもあったので、

はっきりと伝えることにしました。

ところが、私がはっきりと派遣スタッフを誘うことは辞めて欲しいと言っても、

「そんなに大したことじゃないよ~、そんなに怖い顔しないで。

あれ、もしかしてやきもちとか焼いてるとか?うそうそ、冗談だよ~」

とか言って、うだうだと誤魔化すので、

「これは、迷惑行為です。次は、あなたの上司に報告に行きます」と宣言をしたところ、

少し青ざめた表情で、ようやく反省した様子が見えました。

結果として、その後ようやく派遣社員に何も言わなくなり、

営業に行っても誘われるような話もされることなくなりました。

かんちくんはさみしかったのかも知れません。

奥様が里帰り出産をして、さみしい気持ちを抱えていたのかもしれません。

でも、その寂しさを埋めてほしかったのかも知れませんが・・・

既婚者が職場の女性(異性)を口説いてはいけません

まして、派遣社員はどうしても立場の弱い存在です。

かんちくんは、指揮命令を出して契約更新を決める人ですから、

みんなどうしてもかんちくんに気を使います。

そんな人の弱みに漬け込んで、口説こうとするのは良くありません。

男性であれ、女性であれ同じ。

口説くなら堂々とです。

そんな話を研修ですると、いろんな企業の方から

同じような事例を相談されることがあり、

実は、このかんちくんは色んな職場に存在することが分かったのでした。

次回、かんちくんが発生する原因について書こうと思います。

お読み下さり、ありがとうございました。

 

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